S-OFFICE

もともとオフィスでない建物をコンバージョンする計画。既存建物は扇形の不整形。通常の均質なオフィスレイアウト計画は、残余空間を多く生んでしまい上手く機能しない。そこで既存の空間を緻密に観察、分析し、その中に快適な場所を発見しながら計画を進めた。そして、発見した空間の質を機能的な要求に繋げるために「プレート」を挿入する。プレートは執務のための机となり、光の反射板となり、階段となり、オフィスとしての活動をサポートする。デスクは要求された収容人数を満たすよう、不整形な空間形状に合わせて変形させる。各デスクの必要寸法、通路幅、建物形状などが相関的に作用し、全体の形を導きだしている。元の空間が持つ不均質さ、多様さを手掛かりに、各々が自由に快適な空間を見つけることができ、創造力を刺激されるようなるような環境を実現している。

Date:2007
Photo:Nacasa&Partners
共同設計:安藤僚子、MS4D
施工:株式会社フォルム